10月 13 2012
現光寺様大法要
先日、兵庫県神戸市須磨区浄土真宗本願寺派現光寺様におかれまして、親鸞聖人七百五十回大遠忌、本堂再建十周年記念、前住職十七回忌を合わせての大法要が秋晴れのもと厳修されました。有縁の方々各地より多数参加され盛大にかつ厳粛な雰囲気の中、法要が執り行われました。
法要の部最後には、御住職から壇信徒の皆様へ向けて深い感謝の気持ちと心からの御礼のお言葉がございました。御住職の一言一言が皆の心に響き渡りました。
又、記念公演として、やなせ なな様をお迎えし素晴らしい寺院コンサートが行われました。
やなせなな様は寺院の本堂をステージに「命」をテーマとした法話コンサートを多数開催され、その活動がNHKでも取り上げられる著名なシンガーソングライターです。
御自身も寺院で生まれ育ち、現在浄土真宗本願寺派教恩寺の御住職でもあられます。
実は、子宮体癌を患うという大病を経験をされておられました。
又、人前でその話をできるようになるまで多くの時間を要したとも話されました。
この震災にあわれた人々の為、昨日まで当たり前だった日常や家族が突然奪われてしまった悲しみや涙に少しでも寄り添う事が出来ないだろうかと心を込めて歌を作られました。御本堂で披露して頂いた命の歌は素晴らしい歌声と優しい語り口で感動の涙に包まれました。
やなせさんが公演中こんなことをおっしゃられておられました。
「この御本堂はとにかく綺麗です。欄間、天井画、襖絵、御荘厳、御本堂のすべてがとてもきれいで感動しました。いっぱい写真を撮りました。この写真を東北で被災された方々に見せたいんです。阪神大震災から復興されたお寺でこんなに綺麗な本堂を再建されたお寺があるよって。みんなのお寺がこんな風に出来上がったらとても素晴らしいんじゃない。みんなとても励まされるんじゃないかと思います。みんなに早く見せてあげたい。」
御先祖が守ってきてくれたもの今自分たちが頑張ろうと皆様の気持ちが集結して再建した御本堂。大変なつらい思いを乗り越えての今、本堂再建からの十年を振り返り、よくここまでやってこれましたと皆様の感謝の気持ちで堂内が溢れておりました。
私共は寺院建築を作成させて頂く身です。
この現光寺様の御本堂のように多くの方々の心の支えになれるような御本堂をこれからも作り続けれるように、素晴らしい明日を作れるように心がけて頑張っていきたいと思います。
(株)小島建設
☎0594-22-6200